医学部予備校の闇の真相とは!?受験成功のカギは前向きな気持ちと予備校選び

数学コラム

「医学部予備校には闇がある」

医学部を目指す生徒さんの中で、こんな噂を耳にしたことがある人がいるかもしれません。これから受験のために頑張ろうというのに、ちょっと不安になってしまいますよね…

ところで、いったいどんな闇だというのでしょうか。今回は、医学部予備校にまつわる闇について深掘りしていきたいと思います。

しかし、たとえ恐ろしい闇があったとしても、医学部受験を成功させるカギは自分自身にあります。モチベーションを下げることなく前向きに取り組むコツや、失敗しない予備校の選び方もぜひご参考下さいね。

医学部予備校生は深い闇を抱えてる?前向きになるコツも

現役生浪人生にかかわらず、医学部受験はとてもハードルが高いものです。勉強漬けの毎日で身体的な負担もありますが、精神的な苦痛も大きいですよね。どんな深い闇を抱えやすいのか、また前向きになるコツをみていきましょう。

合格できないかもしれないというプレッシャー

受験に落ちてしまったらどうしようと、大きなプレッシャーを抱える予備校生は多いです。模擬試験に失敗したり、志望大学のレベルになかなか達しないと精神的に参ってしまいますよね。

でも、医学部受験の現役生と浪人生の合格率にはある傾向があります。文部科学省の国公立私立医学部の合格者を年齢別データから、平成30年度の全国平成は現役生が36%に対して、浪人生は65%とわかります。

たしかに一発勝負の受験ですが、医学部受験という難関を突破するには多くの時間がかかるということです。

【参考:文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査の結果速報について」

多浪していると親に申し訳ない気持ちが強くなる

医学部受験は浪人して当たり前、と割り切ることもそう簡単ではありません。予備校に通うにも、親は決して安くはないお金を工面しなければいけないからです。

たとえば、高校から大手予備校に通い、現役生で合格すれば3年間で約200万円かかるといわれています。浪人すれば、さらに年間150万円。また、医学部専門の予備校なら、費用はもっと高くなるのが一般的です。

何年も浪人することになると親に申し訳ない気持ちになるでしょう。でも、現時点では仕方がありません。今できることを精一杯やり、将来医師として働いている姿をみせてあげましょう。

【医学部予備校の闇】コレって真実なの?それとも噂なの?

次に、医学部予備校にまつわる闇について探っていきましょう。長澤潔志著『医学部受験の闇と金』という書籍では、次のような闇が取り上げられていました。真実なのか、ただの噂なのか気になりますよね。

数字のカラクリで合格率を偽っている

「合格率9割」とうたう予備校もあるようですが、数字のカラクリかもしれません。合格率は、合格者数を受験者数で割って算出しますが、この合格者数のカウントの仕方に問題があります。

大学ごとの合格者数ではなく、学部や学科ごとの合格者の延べ人数をカウントしていることがあるのです。つまり、1人の生徒が同じ大学の他の3つの学部に合格すると合格者数を3とカウント。さらに、他の大学受験で合格した数もカウントされているかもしれないのです。とくに、私立大学は併願が可能なので、合格する数は増えていきます。

合格者数を公表している場合、在籍する予備校の数より多い場合は怪しいと思ってください。見るべきは合格者数ではなく、じっさいの進学者数です。

高い授業料をぼったくられる

大手予備校の授業料はおよそ年間150万円です。いっぽう、医学部専門の場合は250万円〜600万円と大きな差があります。平均約450万円を大きく下回る予備校には次のような傾向があるといいます。

  • 講師のレベルが低い
  • 自習室がない
  • 1クラスの人数が多い
  • 夏季冬季講習が別料金

いっぽうで、高額であればレベルが高い講師の、よいカリキュラムで授業を受けられるかというとそうでもないようです。医学部受験には、個人に合わせたきめ細やかなサポートが必要です。進路の相談もしないまま、やたらと授業数を増やしたり、特別講習を勧めてくるような予備校は要注意です。

【参考:幻冬舎GOLD ONLINE「医学部受験の闇『予備校の合格率が9割』の恐ろしいカラクリ」

医学部受験成功のカギは予備校選び!見極めるポイントとは?

医学部受験を成功させるためには、予備校選びが重要です。医学部予備校の闇に惑わされることがないように、見極めのポイントをご紹介します。

学習スタイルが自分に合っているか

予備校の授業形式には、集団授業と個別授業、オンライン授業があります。また、授業も予習・復習・問題演習など重視する内容が異なります。自分が一番学習しやすい環境がどれなのか明確にしておきましょう。

メンタル面のサポートも受けられるか

予備校生は受験に対するプレッシャーを感じやすく、モチベーションの維持が難しいことも多いです。そんな時は、身近に相談にのってくれる体制があると安心です。学習面でのサポートとともに、メンタル面のケアも重視しましょう。

自分の苦手をマンツーマンで強化してもらえるか

予備校は受験に特化した学校です。ですから、自分の苦手を克服できなければ、偏差値をあげることはできません。集団授業形式では効率が悪いため、マンツーマンで授業を受けられる個別指導がおすすめです。

まとめ

医学部予備校に噂される闇をいくつかご紹介しました。まず、予備校がかかげる合格率に惑わされないようにしましょう。自分が志望する大学への進学者数を聞いてみるとよいですよ。また、医学部専門の授業料は安くはありません。ぼったくりの被害に合わないためにも、質の高い講師、学習環境の提供、効率的なカリキュラムがあるか検討することが大切です。

予備校によって学習スタイルはさまざまです。自分にあった学習環境を選びましょう。医学部に特化した個別指導では、受験までのスケジュールにあわせて自分だけのカリキュラムを組んでもらうことができますよ。