医学部予備校の費用はどれくらい?授業形式による費用対効果の違いを比較

数学コラム

医学部予備校というと高額な費用がかかる印象がありますが、実際にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。個別指導や集団指導といった授業形式によって費用や効果が変わるのか、それぞれの形式でどのくらいの費用がかかるのかを知っておくことは予備校選びの第一歩として大切です。

今回は、医学部予備校の授業形式によってかかる費用がどのように変わるのか、実際にいくらかかるのかの費用相場を紹介します。予備校選びにおいて重視すべきポイントも紹介しているので、受験生の大切な時間とお金を効率的に使って合格を目指すためにも、ぜひ最後まで読んでください。

授業形式による医学部予備校の費用相場の違いとそれぞれの特徴

医学部専門予備校の授業形式は、大きく分けて三つです。医学部専門予備校の授業形式の費用相場の違いとそれぞれの特徴を知っておくことで、自分に合った予備校を見つけることができます。

個別指導の医学部予備校の費用相場とメリット

医学部受験の予備校選びで個別指導を選ぶ最大のメリットは、自分に合った授業を受けることができるという点です。特に私大医学部を受験する場合、それぞれの大学に合った対策を行う必要があるため、個別指導でピンポイントな対策を行うのが非常に効果的です。

医学部予備校の中でも個別指導は費用が高額になる傾向があります。相場としては高めですが、効果的に学習を進めるためには個別指導を選ぶのがおすすめです。

集団指導の医学部予備校の費用相場と特徴

医学部予備校の集団指導は少人数制であることが多いです。個別指導と比べると費用は安くなりますが、少人数制であるためそこまで大きな差は出ないこともあります。

医学部予備校の集団指導は、一人ひとりに合った対策を行うわけではないので私立大の医学部受験にはあまりおすすめできません。センター試験を受ける必要があり全教科をまんべんなく勉強することが効果的な国立大医学部を受験する方には集団指導が効果的な場合があります。

映像授業や通信教育でも医学部対策はできる?

オンラインでの映像配信や通信教育といった遠隔の授業でも医学部の受験対策を行うことができます。医学部予備校の中で最も費用を抑えられるのが通信教育や映像授業です。通学型の個別指導や集団指導と比べると費用面では非常に大きな差があります。

しかし自宅での学習はモチベーションを保ちづらく、分からないことがあった際に質問をしやすい環境も整っていません。医学部のようにレベルの高い学習を行う必要がある受験生には通学型の予備校がおすすめです。

医学部予備校にかかる費用の種類には何がある?相場はどのくらい?

医学部専門予備校に通う際、どのような費用がかかるのでしょうか。医学部予備校において授業料のほかにかかる費用がどのくらいなのかを知っておくことは、予備校の比較検討を行う上でとても大切です。

医学部予備校の入学金の費用相場

医学部予備校で最初にかかる費用は入学金です。医学部専門予備校における入学金の相場は10万円~30万円ほどとなっています。

入学金の相場には授業形式による違いはほとんどありません。入学金は予備校によって設定している金額に幅があり、現役生か浪人生かによっても相場が変わります。一般的には現役生より浪人生のほうが入学金は高いです。

中には入学金不要の予備校や数万円程度の医学部予備校もあります。とはいえ、入学金以外の費用を総合して考えることが大切です。

医学部予備校の授業料の費用相場

医学部予備校の授業料の費用相場は、授業形式によって大きく差があります。

個別指導の場合は年間200万円以上かかることが多く、300万円程度が相場です。

集団指導の場合、医学部専門予備校なのか大手予備校の医学部コースなのかで相場が変わります。医学部専門予備校の場合は集団指導でも年間100万円以上かかることが多く、個別指導とほとんど変わらない費用がかかる場合も。大手予備校であれば100万円以下のコースもありますが、特別講習などを含めるとかかる費用は高くなります。

場合によっては入寮費がかかることも

医学部専門予備校の中には、全寮制を採用している予備校もあります。全寮制の場合は授業料のほかに入寮費がかかり、入寮費の相場としては年間100万円程度です。

入寮費だけで100万円と考えると高額ですが、予備校に通いやすい場所で一人暮らしをするよりは費用を抑えることができます。入寮費の中には食費や光熱費が含まれていることも多く、健康的な食事をとることができる点も全寮制のメリットの一つです。

とはいえ高額な費用がかかる医学部予備校で、授業料以外の費用がかかるのはデメリットでもあるので、自分に合うかしっかり検討してから決めましょう。

医学部予備校を選ぶポイント!費用以外に何を重視する?

医学部予備校を選ぶ際、費用以外に重視すべきポイントには何があるのでしょうか。医学部予備校を費用だけで決めて後悔しないために、医学部予備校を費用だけで決めるべきではない理由とどのような予備校がおすすめなのかを知っておきましょう。

医学部予備校は費用より学習環境を重視して選ぼう

医学部予備校を選ぶ際に大切なのは、費用よりも学習環境を重視することです。医学部対策ができる予備校に通うには高額な費用がかかります。リーズナブルな予備校を選んだとしても年間数百万円という費用がかかるため、予備校に通う期間をできるだけ短くすることが費用を抑えるポイントです。

医学部予備校を選ぶ際に費用を最重視してしまうと、学習環境が十分でない可能性があります。学習環境が整っていないと勉強に集中することができず、結果的に浪人してしまって時間とお金を無駄にしてしまう可能性も。

まずは勉強に集中できる予備校なのかどうかを見極めることが大切です。

自分に合った授業を受けられる個別指導がおすすめ

医学部の受験対策におすすめの予備校は、個別指導の予備校です。個別指導の最大のメリットは自分に合った受験対策を行える点であり、講師がほとんどつきっきりで指導をしてくれるため、学習に集中することもできます。

個別指導は医学部専門予備校の中でも費用が高くなりがちですが、合格のためには最も効果的な方法であると言えます。特に、大学ごとの対策が必要になる私大医学部受験には、集団指導では不十分なことが多いので個別指導がおすすめです。

まとめ

医学部専門予備校の費用相場は授業形式によって変わります。医学部予備校の授業形式は個別指導、集団指導、通信教育の三つです。個別指導にかかる費用が最も高く、通信教育が最も安いですが個別指導と少人数の集団指導には大きな費用の差はありません。

医学部予備校に通う費用として入学金、授業料がかかり、場合によっては入寮費もかかります。入学金の相場は10万円~30万円で、授業形式による差はそれほどありません。授業料は200万円以上かかることが多く、300万円程度が相場です。

医学部予備校の中でも個別指導は費用が高額になりがちですが、予備校選びで大切なのは学習環境が整っているかどうかです。個別指導の予備校は一人ひとりに合った勉強を集中して行えるため、かかる費用以上に得られる効果が高いと言えます。予備校に通う期間を短くして最終的な費用を抑えるためにも個別指導がおすすめです。