高校数学の苦手はどう克服する?自分に合った勉強法をみつけるには

数学コラム

医学部や理系の大学を目指すには、数学を攻略しなければいけないですよね。しかし、「勉強してもなかなか点数が上がらない」「予備校に行っているけど数学が身につかない」という悩みを抱える受験生が多いのではないでしょうか。

高校の数学が苦手な人は、悪いループにはまっていることがあります。その悪いループから抜け出すのに必要な能力があります。自分にはどこが足りないのかがわかると、高校数学の苦手さから抜け出す近道になりますよ。

高校数学の苦手を克服するには、今までの勉強方法を見直す必要があります。自分に合った勉強法をみつけて、志望校合格を目指しましょう!

高校の数学が苦手な人は悪いループにはまっている

高校数学が苦手な人が陥りやすい状況があります。自分としては頑張っているのに、なかなか数学の成績が上がらない人は今の状況を変える必要があるかもしれません。

いろいろな参考書に手を出す

高校数学が苦手な人は、よりよい参考書で勉強したいと思いますよね。「この参考書がわかりやすい」と聞くと、つい手を出してしまいます。しかし、参考書に少し取り組んでも、すぐに数学の点数が上がらないことがあります。

そんな時にさらに良いと思われる参考書を目にすると、「やっぱり別の参考書の方がいいかも」と思って、いろいろな参考書に手を出してしまうことはありませんか?これを続けていくと、次のような状況になります。

  • 参考書の最初の分野ばかりが極まって、後にでてくる分野はあまりやっていない
  • たくさんの参考書をやったのに高校数学の苦手が一向に改善されない

こんな状況になると、数学の勉強に対するモチベーションが下がって、悪循環となります。

予備校などの集団授業についていこうとする

「医学部の合格率が9割!」などと宣伝している予備校の授業を受けると高校数学の苦手が克服されそうだと期待しますよね。

しかし、素晴らしい授業を受けているはずなのに伸び悩む受験生がとても多いです。実は、予備校の合格率にはあるカラクリがあるのです。

・1人の受験生が何校受かっても合格率に反映される
予備校の合格率は、受かった大学を全て入れて計算しています。1人で5校受かってもそれが合格率に反映されるんです。

偏差値が高い生徒は、本命の志望校だけでなく、滑り止めの大学も受かることが多いですよね。ですので、1人1人の受験生が合格した割合よりも高く表示されていることがあります。

・短期講習の受講生の合格も合格率の計算に入れている
継続して予備校に通っている生徒だけでなく、夏期講習などの短期講習や合宿の参加生徒も合格率の計算に入っていることがあります。合格率として間違いではありませんが、「合格率の高い予備校だ」と思って授業を受けるとなると、少し違う気がしますよね。

このような理由で、合格率の高い予備校の授業が必ずしも高校数学の苦手を克服してくれるとは限りません。がむしゃらに予備校などの集団授業にしがみついても、自分の能力が上がらないことがあるので注意しましょう。

自分の弱点がわからないまま勉強をする

数学を克服するには、上げるべき能力があります。その能力の詳細は次にお伝えしますが、自分の弱点がわからないまま勉強を続けていても、成績には直結しません。

受験をするときは、数学だけでなく、他の教科の勉強もありますよね。効率よく受験勉強を進めるためにも、自分の弱点はおさえておきたいところです。

高校数学が苦手な人が数学好きになる!上げるべき能力とは?

自分の弱点をおさえて、上げるべき能力に注目して数学を勉強すると、高校数学への苦手感が徐々になくなっていきます。数学が好きと思って受験勉強できたら、気持ちが楽になりますよね。

問題を読み解く力と公式を暗記する力

・問題を読み解く力
数学の独特の言い回しの問題文が理解できないと、適切な公式をあてはめることもできません。問題を読み解く力をあげるには、「授業で先生の説明を良く聞くこと」です。先生は、問題を解くときに、簡単な言葉に言い換えて説明していることが多いので、しっかり聞いてみましょう。

・公式を暗記する力
数学は暗記ではないと言われていますが、高校数学を苦手と感じる方は、最低限の公式と基本の解法パターンを暗記しておきましょう。受験のときも基本的な解き方で点数を稼げます。

解法を導く論理的思考能力

数学には、「どの公式や定理をあてはめようか」「どんな手順を踏んで答えにたどり着こうか」という論理的思考能力が不可欠です。

基本の解き方を覚えていれば、応用して難しい問題も解くことができます。応用問題集をじっくり解いてみたり、解き方に注目してみましょう。

計算を速く正確に行う力

高校数学が苦手だと感じる人は、「答えが合わない」ということがありますよね。いくら解き方を身に着けても、答えが間違っていたら点数はとれません。

たくさんの問題を解いて、確認をしながら素早く解いていく力を身につけましょう。

今までの勉強法を見直し!高校数学の苦手を克服する方法3つとは?

高校数学の苦手を克服するには、今までの勉強法を見直して見る必要があります。あれこれと手を出さずに自分の信じた方法をやり込んでみましょう。

①1つの参考書をやり切る

いろいろな参考書があって目移りしますが、「これ!」と決めた参考書をやりこみましょう。その参考書の問題を8割以上自分で解くのが目標です。

参考書を極めるには、自分に合った参考書を選びたいですよね。参考書選びのポイントは次のとおりです。

  • 解法が自分に読みやすく説明されているかどうか
  • 自分のレベルにちょうどいいものと少し高めのレベルの問題が混在しているか

② YouTubeを活用してみる

高校数学に苦手感を持っている人は、高瀬の高校数学攻略チャンネルを見てみてください!私立医学部を目指す人から数学が苦手な人まで、YouTubeを見て勉強することができます。

  • 1動画5分程度で学べる
  • 無料で何度でも見直せる

高瀬の高校数学攻略チャンネルでは、例えば、4分程度で数学I Aの絶対値について学べる動画があります。他の単元も飽きがこない時間でぎゅっとまとめてありますよ。

https://youtube.com/playlist?list=PLDcS4Z46GR7naapHdlwfP8yXK8YBqg_Vs

③数学は個別指導でみてもらう

受験生はいろいろな科目で忙しく、自分の弱点を見つけながら勉強するのも一苦労ですよね。学校や予備校で集団の授業を受けていても、数学は個別指導でみてもらうのが、高校数学の苦手を克服するのにオススメの方法ですよ。

個別指導なら、個々の受験生に合った解き方を教えてくれます。わからないところもその都度聞くことができるので、「わからないまま進んでしまった」ということなく、数学の知識を自分のものにできます。

まとめ

医学部や理系の大学を志望する受験生は、高校数学の苦手を克服しなければなりませんよね。高校の数学が苦手な受験生は、いろいろな参考書に手を出したり、合格率の高い予備校の集団授業についていこうと、必死にもがいています。しかし、自分の弱点がわからないまま進んでも、悪いループにはまる一方です。

高校数学の苦手を克服するために、問題文を読み解く力・公式を暗記する力・論理的思考能力・計算を速く正確に行う力を上げる必要があります。

一冊の参考書をやり切ったり、YouTubeで苦手な単元を勉強しましょう。数学だけは個別指導にすると、自分の苦手に気付くのが早く、高校数学の苦手を克服する近道となりますよ。