私学医学部受験で合格するために、予備校選びは欠かせないし重要ですよね。特に医学部入試の現状は厳しく、合格するために数学を得意分野にする方法が有効と言われています。
私学医学部受験に合格するために、数学を個別指導で勉強するべきか、予備校の対策で大丈夫なのか不安に思う方もいるのではないでしょうか。数学を個別指導や集団指導で勉強するメリットとデメリットを確認しながら、比較していきましょう。
自分に合っていて数学を得意分野にできる指導方法を理解して注意点を知り、この記事を医学部受験対策に役立ててください。
数学は個別指導と集団指導どちらが学力を伸ばせるの?
数学は個別指導で勉強するべきか迷うと思いますが、結論を先にお伝えしますと個別指導でも集団指導でも学力は伸ばせます。
ただ医学部受験となると難関度が高く「医学部受験は最難関」とも言われているため、数学だけでも個別指導を受けることをおすすめします。数学の個別指導と集団指導のメリットとデメリットをご紹介します。
数学の個別指導の特徴とメリット・デメリット
個別指導は一人の先生に対して生徒は1人~3人になります。個別指導なので、一人ひとりにあったカリキュラムで授業を進めていき、苦手分野を克服していきます。
また、志望する医学部の出題傾向や頻出問題を学習していき、自分では気づけなかった弱点も鋭く指摘し、改善していけます。医学部受験をするなら個別指導を受けることで合格率が上がるのです。
<個別指導のメリット>
・一人一人の苦手分野に対応
・医学部受験の合格者を出したベテラン講師にマンツーマンレッスンを頼むこともできる
・得意分野を飛ばして勉強することもできる
・講師が細かくスケジュール管理してくれるので質の高い学習ができる
<個別指導のデメリット>
・学費が割高
医学部受験対策での数学個別指導は、一般的な個別指導よりも割高になっています。その分、学費に見合った指導が受けれます。ベテラン講師がつきっきりで指導するので数学が苦手だったのに、得意分野になった生徒も多
いのです。
医学部受験をするなら、費用の問題よりもまずは受験に合格することが大切なのです。予備校で高い費用を払って何度も浪人していると余計に学費がかさんでしまいます。また、高額だからこそ、勉強のやる気もおきやすく効率よく学習できるのでモチベーションが保てるのです。
数学の集団指導の特徴とメリット・デメリット
集団指導は、学校の授業を想像してもらうと分かりやすいかと思いますが、先生一人に対して複数の生徒が授業を受けるスタイルで学んでいきます。
志望している大学ごとにカリキュラムが決まっているので、医学部受験の試験傾向を分析して勉強していきます。
<集団指導のメリット>
・他の生徒がいるので競争心が芽生えてやる気が上がる
・個別指導に比べると学費がやすい
<集団指導のデメリット>
・集団授業なので授業についていけなくなる可能性がある
・先生との相性が悪くても先生の変更は厳しい
・他の生徒がいるので常にプレッシャーがかかる
集団指導では、学力別にクラス分けを行っている予備校が多いので負けず嫌いな性格だと良いプレッシャーになることもありますが、授業についていけなくなるとやる気が落ちてしまう生徒には集団指導は合っていません。
数学は個別指導を受けて他の科目は予備校というケースもある
私学医学部受験では、数学・英語・理科の3科目と小論文、面接を行います。公立医学部受験では、さらに国語と社会が追加されるので勉強する範囲が広がります。
そのため、医学部に合格するために私学医学部を受験する人も多く、私学医学部受験に合格するためには数学を徹底的に勉強することで合格率が上がると言われているのです。それでは詳しくご紹介しますね。
私学医学部受験で数学が得意科目だと有利になる
私学医学部受験では、数学が得意科目だと受験で有利になります。数学は一問に対して配点が大きいため、数学が得意だと高得点が狙えて差がつけやすいのです。
実際に医学部に合格している人は、数学が得意な人が多いです。数学ができることによって、物理や科学の計算問題も理解しやすくなり、成績が上がります。
私学医学部受験をするけど数学に苦手意識がある人は、数学の個別指導で苦手を克服して、数学を得意分野に変えると合格率が上がります。
数学は個別指導がいい理由は医学部入試の現状が厳しいから
私学医学部受験の倍率は、18~20倍です。医学部は他の学部とは次元が違うほど難関度が高いのです。合格するには、高得点が狙える数学を伸ばしていく対策が必須です。
とはいえ個別指導が学費が高いので全科目はお願いできない…。と、悩みの方もいると思います。その場合は、集団予備校で数学・英語・理科を学びながら、さらに数学を個別指導を受けることをおすすめします。予備校でわからなかったことを個別指導で聞いたり、苦手分野は個別指導で対策をしながら予備校で全体的に学んでいくと、医学部受験の対策として最適ではないでしょうか。
私学医学部に合格するために、できる限りの対策をとって勉強に取り組みましょう。
自己管理が苦手な人は集団指導は合わない
私学医学部受験の出題科目を予備校で学びながら、さらに数学の個別指導をおすすめしました。その理由に、自己管理が苦手だったり、モチベーションが下がった時に集団指導は合わないためです。
集団予備校は授業に遅れないよう、予習と復習が大切です。一度遅れると理解するまでに時間がかかってしまうので、自己管理が必須です。
復習していてしっかり理解できていないところは調べて勉強したり、次の授業で聞いておく必要があります。これがしっかりできるなら集団指導で問題なく勉強していけると思いますが、医学部受験は膨大な勉強量が必要なので、モチベーションが保てなくなることがあります。
授業についていけなくなった時に、しっかり自宅で勉強できるかが鍵となりますが、自己管理に自信がない人には集団指導は合いません。不安がある人は、高得点が狙える数学だけでも個別指導を受けておくことをおすすめします。
医学部専門予備校の合格率に要注意!金銭トラブルも!?
医学部専門予備校を選ぶときの注意点をいくつかご紹介します。時々ネットニュースにもなる予備校のトラブルについても把握しておきましょう。
合格率を騙している?進学人数をみると明らかに
集団予備校は、医学部合格率を公表して宣伝しています。ですが医学部には一次試験と二次試験があり、両方とも合格しないと入学許可が下りません。
予備校の中には、医学部の一次試験に合格した人も合格率に入れて宣伝しているところもあるので、宣伝している合格率を鵜呑みにしてしまうのは要注意です。
実際には、二次試験まで合格して入学を許可された人数を見て判断すると正確です。進学人数を見るために、医学部入学を許された人数を公表している予備校を選ぶように注意しましょう。
学費の内訳が曖昧で金銭トラブルになることも
集団予備校とはいえ、医学部受験に対応している予備校は学費が割高です。それは承知の上でも内訳が曖昧に表
記されていると、思いの外追加費用がかかって金銭トラブルに発展するケースもあります。
このようなトラブルを避けるためにも、予備校を選ぶときは学費の説明を十分に聞き、追加費用がかかるのかなど気になる点を解決しておきましょう。勉強方法や学費に納得のいく予備校を選んでくださいね。
まとめ
私学医学部受験に合格するための数学の個別指導や集団指導についてのメリットとデメリットをご紹介し、数学を得意分野にしておく必要性について解説しました。
まとめると
・数学の個別指導を受けると一人一人の苦手分野に対応してくれる
・医学部受験は一問あたりの配点が大きい数学を得意にすると有利
・私学医学部の倍率18~20倍!合格するために予備校と数学の個別指導の併用もお勧め
・予備校を選ぶときは進学した人数を公表している学校
を選ぶようにしよう
私学医学部受験に合格するために、予備校で出題科目を勉強しながら総合的に個人指導で教えてもらったり、数学が苦手な方は数学のみ個別指導を受けると私学医学部の合格率が上がるので、是非検討してみてくださいね。